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三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

仏と菩薩

仏様にはいろいろな種類があります。

狭い意味での「仏」というのが「如来(にょらい)」です。

「真如(真理)よりやって来たもの」という意味で、
「仏(ブッダ)」(目覚めたもの)と同じように
悟りを開いたものとして使われます。

もともとは、釈迦如来(お釈迦さん)だけでしたが、
大乗仏教が広まるにしたがって、たくさんの如来が
現れました。

密教の教主である大日如来(だいにちにょらい)

極楽浄土をつかさどり浄土系の教えの基となった
阿弥陀如来(あみだにょらい)

浄瑠璃の語源ともなり温泉によく祀られている
薬師如来(やくしにょらい)

東大寺の大仏さんは毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)

などの如来さんがあります。

それに対して、菩薩(ぼさつ)といわれる仏さんがいます。

菩薩というのは「菩提薩?(ぼだいさった)」という
真理を求める人で修行者も菩薩と呼ばれます。

しかし、仏様として祀られている菩薩さんは

悟りを得ていても現世にとどまって
仏にならずに人々を救済してくださるといわれています。
(ちなみに、仏様はそれぞれ自分の世界を持っていますので、
その世界へ生まれ変わらないと救われません)

それゆえ、なじみの深い仏様が多いです。

以前説明したように
あらゆるところに姿を現わして
人々を救ってくださる地蔵(じぞう)菩薩。

三十三変化で姿を変えて
人々を救う観世音(かんぜおん)菩薩

知恵の文殊といわれる文殊(もんじゅ)菩薩。

などがあります。

また、お釈迦さんには文殊菩薩と普賢(ふげん)菩薩
(もんじゅとふげんは何故か???
高速増殖炉に名前に使われていますね)
阿弥陀さんには観世音菩薩と勢至(せいし)菩薩
薬師如来には日光菩薩と月光菩薩のように、
如来さんの脇に菩薩さんが控えています。

如来さんに何かあった時は、如来さんに変わって
菩薩さんが救いを差し伸べるとも言いますが、
今だかつてそのようなことはありません。

また弥勒(みろく)菩薩は、
本当の意味での菩薩さまかもしれません。

現在は兜率天で修行中で、56億7千万年後に
この世に現れて竜華の木の下で、
説法をしてくださるそうです。

皆さん長生きして
ぜひ弥勒菩薩の説法に参加しましょう。

最終更新日 2008年02月15日


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